米デトロイトでシナゴーグ理事長が刺されて死亡、自宅前で遺体発見　

米ミシガン州デトロイト中心部のシナゴーグ（ユダヤ教礼拝所）の理事長を務める女性が、何者かに刃物で刺されて死亡し、自宅前で遺体が発見されました。

米CNNによりますと、警察２１日土曜午前、路上に倒れている人がいるとの通報を受けて出動したところ、被害者は何度も刺されていて、現場で死亡が確認されました。

血痕は被害者の自宅から続いており、殺人事件の捜査班が、自宅内での犯行とみて調べています。

警察責任者は２１日の声明で、事件にはなぞが多く、動機も今のところ不明だと説明しており、FBI連邦捜査局と州警察が捜査に協力しています。

シナゴーグはフェイスブックへの投稿で、予想外の知らせに衝撃を受けていると表明しました。

被害者が支援してきた州司法長官や民主党の下院議員も、ＳＮＳを通してその死を惜しみ、犯行を非難しました。

今回の事件について、ホイットマー・ミシガン州知事は声明で遺族らに弔意を表し、地域社会での被害者の功績をたたえました。

また、デトロイトのダガン市長は、つい数週間前に被害者が率いたシナゴーグ改修工事の完了を祝ったばかりだとしています。

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