ロシア・ダゲスタン共和国の空港に、反イスラエル・デモ隊が突入
10月 31, 2023 16:00 Asia/Tokyo
ロシア南部ダゲスタン共和国で、シオニスト政権イスラエルに反対するデモ隊が空港に突入しました。
ロイター通信によりますと、ダゲスタン共和国の首都マハチカラで今月29日、数百人の反イスラエルのデモ隊が空港の滑走路に侵入し、イスラエル占領地から到着した飛行機を襲撃しようとしました。
ロシア航空当局はセキュリティチェックが完了するまで空港を閉鎖し航空機の運航を禁止しました。
このデモは治安部隊により鎮圧されましたが、地元当局によると空港で20人が負傷しました。また、治安当局によりますと、飛行機の乗客は無事だったということです。
SNS上に公開された動画には若者を中心とするデモ参加者がパレスチナの旗を振り、ガラスドアを破壊し、「神は偉大なり」と叫びながら空港内を駆け抜ける様子が映っています。
また、ロシア内務省は30日月曜、声明で「空港は現在、完全に法執行機関の管理下にある」と説明し、この事件に関して60人を拘束したと発表しました。
一方、ロシア大統領府のペスコフ報道官は同日、前日にダゲスタン共和国で反イスラエルのデモ隊が空港に侵入した事件は「外部の影響」の結果で、「悪意を持つ者」がガザの状況を利用して人々を扇動したとの見方を示しました。
ダゲスタン共和国はイスラム教徒が大半を占めています。
パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスとイスラエルの軍事衝突を受けて、ロシアの北コーカサス地方ではここ数日間にイスラエルに反発した事件が多発しています。