12月 06, 2023 20:49 Asia/Tokyo
  • 先進国でも子どもの5分の1が貧困
    先進国でも子どもの5分の1が貧困

ユニセフ・国連児童基金が、「先進国においても、子どもたちの5分の1は富の分配の恩恵に浴すことなく、貧困の中で暮らしている」としました。

国連のオフィシャルサイトによりますと、ユニセフが新たにまとめた、OECD経済協力開発機構およびEUに加盟する先進国43か国を対象とした調査の報告書では、過去7年間に子どもの貧困率が全体でおよそ8%減少したものの、6900万人以上の子どもたちは、世帯所得が自国平均の60%未満しかない家庭に暮らし貧困状態にあるという結果となりました。

ポーランドとスロベニア、ラトビア、韓国は、対象国の中で子どもの貧困に対する取り組みが優れているとされましたが、これに対して最も富裕な国の一部は、取り組みが遅れているという評価を受けました。

この報告ではまた、家族の構成や健康状況によって貧困の偏りが見られることが示されました。例として、母親が世帯主である世帯の子どもたちは、他の世帯の子どもたちと比べて貧困率が3倍となっており、また、子ども本人が障害を持つ、もしくは民族的・人種的少数派の世帯の子どもの場合も、貧困率が平均よりも高くなっていました。

 


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