12月 09, 2023 17:10 Asia/Tokyo

国連安保理は8日の緊急会合でUAE・アラブ首長国連邦が提出したガザ停戦決議案を採決し、13カ国が賛成票を投じましたが、アメリカが拒否権を発動し否決されました。

イルナー通信によりますと、この決議案は15カ国のうち13カ国が賛成票を投じましたが、英国が棄権、アメリカ拒否権を発動し、否決されました。安保理決議は常任理事国が拒否権を発動することなく9カ国が賛成票を投じれば可決されます。

今回の停戦決議案は、グテーレス事務総長が国連憲章第99条にもとづいて安保理に行動を要請したことをうけ提出されました。国連事務総長が同条項にもとづく権限を発動するのは50年ぶりのことです。

 

米がガザ停戦決議に拒否権行使

 

国連憲章第99条は、国連事務総長に対し「国際の平和及び安全の維持を脅威すると認める事項について、安全保障理事会の注意を促すことができる」と定めています。これまでにこの99条が発動されたのは9回のみで、前回はバングラデシュの独立につながったインド・パキスタン間の危機の最中だった1971年に発動されたのが最後で、今回がおよそ50年ぶりとなりました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

 

タグ