12月 10, 2023 20:19 Asia/Tokyo

8日の安保理緊急会合に提出されたガザ停戦決議案がアメリカの拒否権行使により否決されたことをうけ、グテーレス国連事務総長は安保理に苦言を呈しました。

ファールス通信によりますと、グテーレス事務総長は10日、ガザの停戦をあきらめることはないと強調しました。

グテーレス氏は6日、国連憲章第99条にもとづき、安保理に対してガザでの停戦実現にむけた行動を要請しました。国連事務総長による第99条発動はおよそ50年ぶりのことで、過去に9回しか例がありません。

安保理はこのグテーレス氏の要請をうけ、8日に緊急会合を招集。UAE・アラブ首長国連邦とおよそ100カ国が共同で提案した停戦決議案を審議しましたが、アメリカ1国が拒否権を行使し、否決されました。

グテーレス氏はカタール・ドーハで開催された会議で、「ガザでの戦争は、国連安保理の信頼や正統性を揺るがしている」と異例の苦言を呈しました。

 


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