12月 28, 2023 20:01 Asia/Tokyo
  • スペインのサンチェス首相
    スペインのサンチェス首相

スペインのサンチェス首相は、紅海での海賊対策を名目としたEUの有志連合艦隊構想(ソマリア・アタランタ作戦)に反対を表明しました。

エジプトが保有するスエズ運河は年間およそ1万9000隻の船舶が通行する世界の海運の大動脈です。特にアジアとヨーロッパを結ぶ燃料運搬船にとってはきわめて重要なルートです。

シオニスト政権イスラエルによるガザ攻撃開始後、イエメン軍はイスラエル軍がガザ攻撃を停止するまで対イスラエル攻撃を行い、イスラエル船舶が紅海を通過することを許可しないと表明しました。

実際、イエメン軍はイスラエルによるガザ攻撃への報復として、紅海を航行していたイスラエル船舶を拿捕しました。

こうした事態をうけオースティン米国防長官は、イエメン軍に対抗するため米英仏伊デンマーク・カナダが参加する有志連合艦隊を結成したと発表しました。

これに対しスペイン国防省は24日、この米主導の有志連合には参加しない方針を示し、サンチェス首相も27日、EUによる同様の構想(ソマリア・アタランタ作戦)に参加しない方針を表明しました。

サンチェス首相はこれについて、「紅海の状況は、海賊対策が目的だったインド洋での作戦とは全く異なる」と述べました。

一方、米主導の有志連合は20カ国以上が参加すると伝えられていましたが、豪仏伊スペインの参加しない方針を示しました。

 


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