英チャールズ国王、がん公表 退位の可能性も
2月 06, 2024 18:07 Asia/Tokyo
英国王のチャールズ3世が、がん発症を公表したことで、退位の可能性が噂されています。
チャールズ3世は、前女王のエリザベス2世の死去をうけて2022年9月に即位したばかりです。
バッキンガム宮殿は5日、声明を発表し、チャールズ3世ががんを発症し、治療プログラムを開始したと発表しました。これにより公務を延期するとしています。
チャールズ3世は先月、前立腺肥大症の治療のため入院・手術していました。がんはこの際に発見されたということですが、前立腺がんではないということです。がんの種類については明かされていません。
仮にチャールズ3世が退位すれば、息子のウィリアム皇太子が王位継承第1位となります。また、その弟で、現在は王室を離脱してアメリカで生活しているヘンリー王子は近いうちに帰国すると伝えられています。
英国王・女王が生前退位するのは、1936年にアメリカ人女性と結婚するために1年足らずで退位したエドワード8世が最後です。
チャールズ3世は、25歳で即位した母・エリザベス2世とは対照的に、最も高齢で即位した英国王です。彼の健康状態がどのようなものなのか、今後どのように治療が進むのか、今のところ明らかではありません。