米国防長官とイスラエル戦争相が、イランの攻撃念頭に電話会談
(last modified Tue, 13 Aug 2024 09:24:32 GMT )
8月 13, 2024 18:24 Asia/Tokyo
  • シオニスト政権イスラエルのガラント戦争大臣とアメリカのオースティン国防長官
    シオニスト政権イスラエルのガラント戦争大臣とアメリカのオースティン国防長官

シオニスト政権イスラエルのガラント戦争大臣がアメリカのオースティン国防長官との電話会談において、イランの準備態勢はイスラエル政権への大規模攻撃を示唆するものだとしました。

パールストゥデイが、イスラエル占領地の公用語ヘブライ語筋の話として伝えたところによりますと、オースティン国防長官とガラント戦争相は電話会談を行い、地域の最新情勢に関し意見を交わしました。イスラエル政権の諜報機関は現在、同盟諸国の協力を得ながら、イランがいつ、どこに対しどのような攻撃を行うかを割り出そうとしています。

オースティン国防長官はこの電話会談で、イスラエル政権への支援という自国の約束を強調しながら、西アジアにおいて自身の軍事力を強化すべく、F-35C戦闘機が配備された原子力空母「エイブラハム・リンカーン」と原子力潜水艦「ジョージア」から成る空母打撃群を、早急に同地域へ派遣するよう指示したと述べました。

 

関連記事:

イスラエルメディア「市民の間に恐怖がまん延」

テロ政策で自壊したイスラエル

イラン外相代理、「我が国の答えは明白」 欧州・アジア諸国の外相らとの会談で

 

ガラント戦争相はこの電話会談で、イランの準備態勢がイスラエル政権への大規模攻撃を示唆していると主張しました。

なお、ガラント戦争大臣は今月、米軍の統合軍のひとつで西アジア・中央アジア・東アフリカ地域を担当するCENTCOM・米中央軍のマイケル・クリラ司令官とも、同司令官が占領下にあるパレスチナ領土を訪れた際に会談を行っています。

このクリラ司令官の訪問は、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの政治局長・ハニヤ氏の暗殺をめぐるイランの軍事的反応に関して、同軍とイスラエル政権がすり合わせを行うためのものだったと見られています。

この一方、アメリカのバイデン大統領は、イスラエル政権に対して同国が全面的な支援を行う中、11日日曜にCBSで放送された収録インタビューの中で、ガザでの停戦確立にイスラエル政権当局者が反対しそれを壊していることには言及せずに、「我が国は、11月の大統領選挙前に紛争を終結させたいと考えている」と述べました。

ここで指摘されるべき点は、イスラエル政権当局者がこれまでハマスとのあらゆる合意に反対し続けてきたことです。

最新の報告によれば、昨年10月7日にイスラエル政権軍のガザ攻撃が開始されてからこれまでに殉教したパレスチナ人は約4万人、負傷者は9万人超にも及んでいます。

イスラエル政権は、パレスチナがイギリスの委任統治領となっていた1917年に樹立計画が立てられ、ユダヤ人を移民させた上で1948年にパレスチナ領土で樹立を宣言しました。同政権はそれ以降、パレスチナ人を虐殺して彼らが持つ土地全てを奪おうと、さまざまな大量殺害計画を実施しています。

イランをはじめとした世界の多くの国々は、植民地主義政権イスラエルの解体とユダヤ人入植者の元の国への帰還を、真剣に支持しています。

 

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter