ナスロッラー師暗殺後にイスラエルの安泰が揺らぎ始めた原因:米誌ニューズウィークの分析
(last modified Mon, 07 Oct 2024 10:44:45 GMT )
10月 07, 2024 19:44 Asia/Tokyo
  • 暗殺したレバノン・ヒズボッラーのナスロッラー事務局長
    暗殺したレバノン・ヒズボッラーのナスロッラー事務局長

米誌ニューズウィークが記事の中で、レバノン・ヒズボッラーのナスロッラー事務局長を暗殺した後にシオニスト政権イスラエルの安泰が揺らぎ始めた原因について取り上げました。

【ParsToday国際】ニューズウィークは、イスラエルが先月27日にナスロッラー事務局長のテロ暗殺を祝い、それを誇示したと指摘し、「この暗殺はイスラエルをさらに不安定な状況に追い込み、地域が以前よりも不安定化する可能性がある」と報じています。そして、「ナスロッラー師はイスラエルに矛先を向け辛辣な演説をし、レバノンの対イスラエル抵抗戦線を率いていたが、同時に事前にきちんと計算した上で行動する指導者でもあった」としました。

同誌はその上で、「ナスロッラー師はガザ戦争中もこうした計算を継続し、レバノンをイスラエルとの全面戦争に引きずり込むことなく、非常に自制して抵抗勢力を躍動的・活発に保つよう努めた」としています。

そして、ナスロッラー師の暗殺でヒズボッラーが崩壊することはなく、逆にこの組織はこれでイスラエルとの公然たる衝突に向かいやすくなり、イスラエルに対するヒズボッラーの軍事行動が拡大するとの見方を示し、「歴史が示す通り、知名度の高い1人の指導者の抹殺は多くの場合、想定外かつより危険な後継者の出現につながる」と強調しています。

 

 


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