非加盟でありながらNATOのために戦うウクライナ
10月 10, 2024 15:24 Asia/Tokyo
ロシアのアレクサンドル・グルシコ外務次官は、「ウクライナはNATOがロシアに仕掛けた複合戦争の消耗品にされている」と語りました。
【ParsToday国際】グルシコ外務次官は「ロシアと西側諸国の間で核戦争の危険が高まっている」とした上で、「ロシアはNATOが核兵器の戦略的位置づけを高めているとみている」と語りました。
グルシコ氏はその上で「ロシアには欧州やNATOとの関係をコントロールする責任がある」とし、NATOによるウクライナへの武器・情報提供は「ロシアとNATOとの関係に直接的な危険を与える」とけん制しました。
また、「ロシアは自らの核ドクトリンを常に更新している。敵はロシアがあらゆる手段を使って自らの安全保障を確保する用意があることを見くびるべきではない」と述べました。
こうした中、英紙フィナンシャル・タイムズは「ウクライナとその同盟国は、ロシアとの交渉を開始しなければならないと気付き始めている」と報じました。
ハンガリーのシアルト外相も記者会見で、「NATO加盟国の大半はウクライナの加盟を支持しておらず、裏では堂々と反対論を口にしている」と語っています。