アイルランド首相「イスラエルはわが国民の声を消すことはできない」
12月 19, 2024 19:18 Asia/Tokyo
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アイルランドのサイモン・ハリス首相
イスラエルのギデオン・サール外相は今月15日、アイルランドが「反イスラエル政策」をとっているとして、同国首都ダブリンにあるイスラエル大使館の閉鎖を発表しました。
【ParsToday国際】アイルランドのサイモン・ハリス首相は、同国としてガザ地区のパレスチナ国民に対するイスラエル政権の攻撃を今後とも批判し続けるとし、イスラエルはアイルランドの声を消すことはできないと述べました。また、ダブリンにあるイスラエル大使館閉鎖というイスラエル政府の決定を「世論を逸脱させる外交」だと批判しました。
ハリス首相はまた、「何が非難されるべきか知っているか? ガザで子供たちが殺害されていること、民間人の虐殺、飢餓に苦しむ人々が放置され、人道支援がなされないこと。私が思うに、これらは非難されてしかるべきものだ」と訴えました。
その上で、「誰もがアイルランドの立場について質問してくるが、イスラエルの行動についてはどうだろうか? ネタニヤフ首相がガザの罪なき子供たちに対して行ったことについてはどうか? これは1つの破壊的な外交だ」と述べました。
アイルランドとイスラエルの関係をめぐっては、今年5月にアイルランドがパレスチナを国家承認する方針を決定したことを受けて、イスラエルがアイルランド駐在大使を召還しました。
一方でアイルランドは先週、オランダ・ハーグにあるICJ・国際司法裁判所に対する南アフリカのイスラエル提訴に加わったと発表しました。この提訴は、イスラエルがガザ地区でジェノサイドを引き起こしたとして非難しています。
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