空爆下のガザの新年／米による対イラン・ロシア追加制裁：国際ニュース

イスラエル軍が西暦の年明け早々に、ガザ地区を北部から南部まで空爆・砲撃しました。

【ParsToday国際】イーロン・マスク氏の選挙干渉発言に対するドイツの抗議、米による新たな対イラン・ロシア制裁、砲撃下でのガザの年明け、イラク民兵組織ハシャドアルシャビの殉教した副司令官の遺族とイラン最高指導者の会談、アラブ世界の「今年の人」に故シンワル・ハマス政治局長が選出、習近平・中国国家主席が台湾の中国併合を強調といった国際ニュースをお伝えします。

空爆下で新年を迎えたガザ地区

イスラエル軍は西暦の年明けとなった1日未明、パレスチナ・ガザ地区を北部から南部まで空爆・砲撃しました。

米国は過去1年間でイスラエルに220億ドルを援助

アルアーラム・チャンネルによりますと、新たな公表データからは2023年10月7日から現在までにアメリカがガザ、レバノン、シリアにおけるイスラエルの犯罪幇助を目的に220億ドル以上を費やしたことが明らかになりました。 さらに、スウェーデンにあるストックホルム国際平和研究所（SIPRI）の報告書によれば、2019年から2023年までの期間に米国はイスラエルの武器の69％を供給し、この数字は2024年には78％に増加しています。

パキスタン首相「イスラエルは2024年に最悪の犯罪を引き起こした」

パキスタンのシャリフ首相は「2025年には世界で、占領者と不当な体制に対するパレスチナとその他の諸国の被抑圧民の勝利が見られることを望む」とした上で、「イスラエルは2024年、パレスチナ人に対して最悪の犯罪を引き起こした」と語りました。

故シンワル・ハマス元政治局長が2024年のアラブ世界の「今年の人」に

エジプトのラッスド・ニュースチャンネルの調査で、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの元政治事務局長だった故ヤヒヤ・シンワル氏が、2024年のアラブ世界の「今年の人」に選ばれました。

イラク民兵組織司令官の遺族らがイラン最高指導者と面会

イラク民兵組織ハシュド・アルシャビの元副司令官で2020年に殉教したアブマフディ・ムハンディス氏の遺族らが、同氏の殉教5周年を前に、イラン・イスラム革命指導者ハーメネイー師と面会・会談しました。この会談で、故ムハンディス副司令官の娘はハーメネイー師に対し、地域の現状における若者の義務に関する質疑を提起しました。近いうちに、この質問に対するハーメネイー師の声明が発表されることになっています。

米がイランとロシアに対し新たな制裁を発動

米財務省は31日、イランとロシアに対する新たな制裁を発表しました。

独がイーロン・マスク氏の選挙干渉発言に抗議「欧州の弱体化を狙う」

ドイツのハベック副首相は、ドナルド・トランプ次期米大統領の腹心である同国の実業家イーロン・マスク氏がドイツ総選挙で極右政党を支持していることに抗議し、「イーロン・マスク氏は弱い欧州諸国を求めている」と語りました。ハベック副首相は、今年2月23日に予定されている総選挙における緑の党の主要候補者となっています。これに先立ち、ドイツの主要野党、キリスト教民主同盟・社会同盟（CDU・CSU）の首相候補であるメルツCDU党首も、同国極右政党AfD「ドイツのための選択肢」党に対するイーロン・マスク氏の支持を批判しました。

中国国家主席「台湾の中国併合は停止されない」

中国の習近平国家主席は新年の演説で台湾と中国を一つの国民とみなし、「どの国も台湾の中国への併合を止めることはできない」と述べました。

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