国連特別報告者:「殺人犯シオニストを競技会から追放すべき」 / 豪州:「パレスチナを正式に国家承認」
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パレスチナ被占領地の人権問題を担当するフランチェスカ・アルバネーゼ国連特別報告者が、シオニスト政権イスラエルのスポーツ選手・チームを国際大会から追放するよう求めました。
(last modified 2025-08-11T08:33:35+00:00 )
8月 11, 2025 16:47 Asia/Tokyo
  • フランチェスカ・アルバネーゼ国連特別報告者(パレスチナ人権問題担当)
    フランチェスカ・アルバネーゼ国連特別報告者(パレスチナ人権問題担当)

パレスチナ被占領地の人権問題を担当するフランチェスカ・アルバネーゼ国連特別報告者が、シオニスト政権イスラエルのスポーツ選手・チームを国際大会から追放するよう求めました。

イスラエル政権の攻撃でパレスチナ人サッカー選手が殉教したことを受け、アルバネーゼ特別報告者は「X」にメッセージを投稿し、シオニスト系チームの国際スポーツ大会からの追放・参加資格はく奪を求めました。

【ParsToday国際】IRIB通信によりますと、アルバネーゼ氏は「X」に「殺人者をスポーツ大会から追放する時が来た。スポーツから人種差別とジェノサイドをなくそう。毎回ボールを1個ずつ、毎回打撃を1回ずつ」と投稿しています。

パキスタン:「イスラエルは民族浄化を画策」

パキスタン国連代表は安保理会合において「イスラエルのガザ占領計画は地球上からのパレスチナ人殲滅を目的としており、100万人以上のパレスチナ人の大量難民化を引き起こす恐れがあり、ジュネーブ条約(武力紛争時における人道的保護を目的とした国際条約の総称)に違反している」と述べ、「ガザは無差別爆撃と意図的な飢餓によって甚大な人道的大惨事に見舞われている」と語りました。そして「安保理は国連憲章第7章に基づき、イスラエルに対しガザ占領を控えるよう求めるべきだ」としています。

オーストラリア:「パレスチナを正式に国家承認」

IRIB通信によりますと、オーストラリアのアンソニー・アルバ二ージー首相は「来たる9月に開催される第80回国連総会において、パレスチナを正式に国家承認する」と発表しました。また「我が国がパレスチナ自治政府から受けた約束事に基づき、オーストラリアとしてパレスチナ市民が自らの国家を持つ権利を承認する。我々は、この権利の実現に向けて国際社会と協力していく」と強調しています。

国連、ガザ地区でのジャーナリスト殺害を非難

ステファン・ドゥジャリク国連事務総長報道官は、イスラエル政権によりガザ地区でカタール国営衛星通信アルジャジーラ記者らが殺害された事件を非難し、調査を求めました。さらに「ジャーナリストは、ガザ地区内外において迫害や脅迫、あるいは標的にされる恐れなく、自由に取材活動を行えるべきだ」とし、「ジャーナリストがガザ地区のあらゆる地域に自由に立ち入り、同地区の状況を独立した立場で報道することが不可欠だ」と強調しています。

ドイツ首相、対イスラエル武器輸出停止を擁護

メルツ・ドイツ首相は、自らの所属政党であるCDUキリスト教民主同盟からの激しい批判を受けながらも、イスラエル向け武器輸出停止の決定を擁護しました。メルツ首相はARDドイツ公共放送に対し「ドイツとして、数十万人もの民間人の命を奪った戦争に武器を投入することはできない」と語っています。もっとも、メルツ首相によるイスラエル向け武器輸出停止の決定は、CDUキリスト教民主同盟とその姉妹政党であるCSUキリスト教社会同盟の一部から「首相はこの決定に我々を参加させなかった」として厳しい批判を浴びました。

ギリシャで数千人がガザでのジェノサイドに抗議

トルコ・アナトリア通信によりますと、BDS運動(ボイコット・投資撤退・制裁;イスラエルの占領・入植・人権侵害に加担する企業などに対する、非暴力の抵抗運動)と「ガザへの世界行進」運動のギリシャ支部、そしてギリシャ国内のパレスチナ人コミュニティによる共同での呼びかけを受け、ギリシャ国内100か所以上に抗議参加者らが集結し、パレスチナ国旗や横断幕を掲げてパレスチナへの支持を表明するとともに、ガザにおけるイスラエル戦争とジェノサイド政策を非難し、「抵抗の勝利」、「パレスチナに自由を」、「パレスチナでのジェノサイド終結」といったスローガンを連呼しました。

 

 

 

 

 


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