国際ニュース|イランが米の対ベネズエラ姿勢を批判/ウクライナ対応に苦慮するNATO
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イラン外務省は、アメリカによるベネズエラに対する脅迫を国連憲章への明白な違反とし、この事態が地域の平和と安全に及ぼす危険な影響について警告を発しました。
(last modified 2025-08-23T08:49:29+00:00 )
8月 21, 2025 17:01 Asia/Tokyo
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    国際ニュース|イランが米の対ベネズエラ姿勢を批判/ウクライナ対応に苦慮するNATO

イラン外務省は、アメリカによるベネズエラに対する脅迫を国連憲章への明白な違反とし、この事態が地域の平和と安全に及ぼす危険な影響について警告を発しました。

【ParsToday国際】米制裁に対する国際刑事裁判所の反応、イスラエルによるガザ市制圧作戦の開始、イスラエル軍の兵力不足、ウクライナ対応に苦慮するNATOなど、国際ニュースをまとめてお伝えします。

 

イランが米の対ベネズエラ姿勢を批判

イラン外務省は、アメリカがベネズエラに対して武力行使をちらつかせたことについて、国連憲章への明白な違反であるとし、地域の平和と安全に対する影響について警告しました。イラン外務省は、米の行動をベネズエラ国民に対する干渉的かつ違法な政策の継続とし、この脅威が国際法の基本的な原則や国家主権に対する明らかな無視であることを強調しました。

 

米制裁に対する国際刑事裁判所の反応

国際刑事裁判所(ICC)は声明の中で、米政府が新たに同裁判所の裁判官や検察官ら4人に科した制裁について「司法の独立に対する明白な攻撃」と批判し、これからも職務を継続していくと強調しました。今回の米政府の措置では、フランスやカナダ出身の裁判官も制裁対象となり、フランス政府は司法の独立の原則に反するとして、米政府を批判しました。

 

イスラエル軍がガザ市制圧作戦開始

イスラエル軍は、ガザ中部ガザ市の制圧をめざす「ギデオンの戦車2」作戦を開始しました。カッツ戦争相は、軍の指導部が提出した作戦計画を承認し、その実行を開始しました。軍は作戦初期の段階でハマスの75%の戦力を破壊したと主張していますが、多くの専門家は、この作戦も過去と同様に失敗に終わるだろうと予測しています。

世論調査では、イスラエル市民の70%以上が戦争の終結と人質解放のための合意を求めています。また、これまでイスラエルを支持してきたドイツ政府も、イスラエルのガザでの軍事行動や東エルサレムでの入植活動に明確に反対し、即時の停戦を求めています。

 

イスラエル軍の兵力不足

イスラエル軍は深刻な兵力不足に直面しており、特にアメリカやフランスからの海外ユダヤ人を徴兵しようとしています。イスラエル軍ラジオによると、軍は毎年600~700人の外国人兵士を募集しています。専門家らは、こうした動きが若者の従軍意欲の低下によるものだと見ています。この兵力不足は、ガザでの作戦強化とともに、イスラエル軍にとって大きな課題となっています。

 

ウクライナ対応に苦慮するNATO

NATO加盟32カ国の軍事・防衛関係者は、ウクライナの安全保障に関するオンライン会議を行いました。NATOはこれまであくまでもウクライナへの軍事支援を継続する姿勢を示していましたが、アラスカでトランプ米大統領とプーチン大統領の会談が行われたことを受け、NATO内でも停戦に向けた議論が出始めています。

一方、トランプ氏も自身とプーチン氏、ウクライナのゼレンスキー大統領による三者会談の可能性について語っています。また、メディアは約10カ国がウクライナへ平和維持部隊の派遣用意があると報じています。

 


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