国連安保理、対イラン制裁解除延長決議案を否決
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国連安保理は19日の会合で、対イラン国連制裁の解除を延長する決議案を否決しました。
(last modified 2025-09-20T12:00:00+00:00 )
9月 20, 2025 04:40 Asia/Tokyo
  • 国連安保理、対イラン制裁解除延長決議案を否決
    国連安保理、対イラン制裁解除延長決議案を否決

国連安保理は19日の会合で、対イラン国連制裁の解除を延長する決議案を否決しました。

【ParsToday国際】2006年から2010年にかけて国連安保理で可決されたイランへの制裁は、2015年の核合意成立を受けて可決された安保理決議2231号により解除されていました。先月末、英仏独が「イランが核合意に違反している」として、この国連制裁を復活させるいわゆる「スナップバック措置」を発動しました。スナップバック措置は発動されて30日が経過すると、自動的に一連の国連制裁が復活する仕組みで、それを防ぐために今回の制裁解除を延長する決議案が提出されました。

19日の採決で賛成票を投じたのはロシア、中国、パキスタン、アルジェリアの4カ国で、反対は米英仏、シエラレオネ、スロベニア、デンマーク、ギリシャ、パナマ、ソマリアの9カ国。棄権は韓国とガイアナの2カ国でした。これにより制裁解除延長決議案は否決されました。

今後、実際に国連制裁が復活するまでには7日間の猶予があり、この間にイランと英仏独の間で何らかの合意があれば、制裁復活が阻止される可能性はあります。

 


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