機密文書公開:イスラエルは3段階計画でガザ完全占領と抵抗軍指導者の暗殺を画策
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イスラエルは3段階にわたる計画でガザ完全占領と抵抗軍指導者の暗殺を画策
英紙タイムズが、シオニスト政権イスラエルの機密文書を入手したと報じました。それによれば、停戦交渉が失敗した場合、ガザの軍事分割、パレスチナ人の強制移住、抵抗勢力指導者の組織的暗殺を含む3段階の計画が実施されるということです。
英紙タイムズが、シオニスト政権イスラエルの機密文書を入手したと報じました。それによれば、停戦交渉が失敗した場合、ガザの軍事分割、パレスチナ人の強制移住、抵抗勢力指導者の組織的暗殺を含む3段階の計画が実施されるということです。
タイムズ紙がこのほど入手した機密文書からは、イスラエル政権が停戦交渉後の段階について詳細な計画を策定していることが判明しています。その第1段階では、ガザ地区はイスラエル軍のみが立ち入り可能なで完全に閉鎖された5つの軍事地区に分割され、パレスチナ住民は「人道都市」と呼ばれる区域に収容されるということです。イスラエル当局者自身も、これらの区域を「強制収容所」に類似するものと表現しています。
第2段階では、イスラエル外務省が設置した「自発的移住事務所」を通じてパレスチナ人強制移住プロセスが実施されます。この計画では、難民らはイスラエル占領地内にあるラモン空港を経由して第3国に移送されるということです。人権専門家はこの計画を「民族浄化」だとしています。
第3段階では、ガザ地区内外で米国と連携しての、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマス幹部の暗殺作戦が実行されます。暗殺対象者リストには、カタールにいるハリル・アル=ハイヤ政治副局長やハーリド・マシャアル氏、ガザにいるイッズ・アル=ディン・アル=ハッダード氏やラエド・サアド氏、レバノンにいるオサマ・ハムダン氏といった著名人が含まれています。
こうした中、エジプト・シナイ半島南部シャルム・エル・シェイクで進行中の協議では、イスラエルの完全撤退とガザ地区の統治の将来をめぐって根本的な対立が生じています。アナリストらは、ネタニヤフ・イスラエル首相がシオニスト捕虜の釈放後も戦争を継続し、ガザ地区の3つの戦略的地域における恒久的駐留を維持する意向であると警告しています。