ニュース|イラン・ロシア間で20項目の合意覚書と5つの技術協力契約が締結/ハンガリー首相:「EUは腐敗に陥る」
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イラン・ロシア間で20項目の合意覚書と5つの技術協力契約が締結
イラン代表団のロシア訪問に伴い、通信・情報技術分野における20項目の政府間覚書が締結された他、両国の企業間で5件の契約が調印されました。
イランのメイサム・アーベディ情報通信技術省技術革新担当次官は「今回のロシア・モスクワ訪問中の5日金曜、イランとロシアの間で20項目の合意覚書と5件の技術契約が調印された。今後、我々は今後協力がさらに深まり、二国間契約の価値が毎年高まっていくよう希望する」と語っています。
【ParsTodayイラン国際】アーベディ次官は、近年におけるイランとロシアの通信・情報技術分野での関係発展に向けた取り組みにも言及し、「データ転送、スマートガバメント、郵便輸送インフラなどの分野における両国の政府間交流に加え、イランの民間部門も、サイバーセキュリティ、AI人工知能とその応用、通信インフラに必要な製品の製造といった分野でロシアと契約を締結しており、相手国のニーズ確保および、共同製品の生産を目指している」と述べました。
ハンガリー首相;「EUは腐敗に陥っている」
また、その他の報道によりますと、ハンガリーのヴィクトル・オルバーン首相はEUの資金による若手外交官研修をめぐる詐欺疑惑の捜査が続いていることを受け、「X」に「EU欧州連合は腐敗に陥っている。委員らは重大な訴追に直面し、委員会と議会はスキャンダルに巻き込まれているが、EU本部は依然として倫理的優位性を主張している」と投稿しました。注目すべき最近のニュースとして、元EU外務・安全保障政策上級代表で現在はベルギー北西部ブリュージュにある欧州大学院大学の学長を務めるフェデリカ・モゲリーニ氏および欧州委員会の高官が、EPPO欧州検察庁の要求により今月2日、ベルギー警察に逮捕されたことが挙げられます。
ドイツ、米国の新たな国家安全保障戦略に強く反発
ドイツも、欧州諸国に自国の防衛責任を求める米国の新たな国家安全保障戦略に否定的な反応を示し、「外国からの助言は不要だ」と一蹴しました。ドイツのこの立場表明は、「米国が単独で世界の負担を担う時代は終わり、同盟国がより多くの責任を担うべくだ」とするアメリカの新たな国家安全保障戦略の一部主張への反応として示されたものです。
国連総会、5つのパレスチナ支援決議を採択
パレスチナに関するその他のニュースとして、国連総会は、UNRWAパレスチナ難民救済事業機関の任務延長、シオニスト政権イスラエルの入植地建設への非難、パレスチナ難民の権利支持などを含む、5つのパレスチナ支持決議を圧倒的多数で採択しました。フィリップ・ラザリーニUNRWA事務局長は、UNRWAの任務延長に関する国連総会の採決を歓迎し、「この採決は、パレスチナ難民に対して抱く世界中の世論の幅広い連帯感を示すものだ」と述べました。
ヒズボッラー事務局長:「イスラエルとの連携は船に穴を開けるに等しく、全員が沈溺する」
さらに、レバノンからの報道によりますと、同国のイスラム抵抗組織ヒズボッラーのカセム事務局長は5日金曜、聖地ベイトルモガッダス・エルサレムを守る道において殉教した学者らの追悼式典で、イスラエルとの交流に反対する姿勢を示し、「イスラエルとの連携は船に穴を開けるようなもので、全員が沈溺することになる。あなた方は無償で譲歩したが、敵の立場は変わらず、攻撃も止まらなかったと」述べました。また「ヒズボッラーに対する陰謀や運動は抵抗勢力の決意と意志を強めさせるだけで、何の成果も生まない」と指摘し、レバノンの建設および占領された同国の領土の解放に向けたヒズボッラーの協力を強調し、「我々の経歴がそれを証明している」と語っています。

