ニュース|イラン神学校長:「自由なる諸国民は決して降伏せず」/国連で反シオニスト決議が採択
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イラン神学校のアリーレザー・アアラーフィー学長
イランの神学校の学長が、トランプ米国大統領による反イラン発言を批判し、「アメリカとその同盟国は相変わらずイランと抵抗の枢軸に関する誤った分析を続けている」と語りました。
イラン神学校のアリーレザー・アアラーフィー学長は12日金曜、「イランと抵抗の枢軸に関するアメリカの無意味な分析と虚偽の分析は続いており、彼らは自らが与えた打撃が諸国民と抵抗運動の後退につながったと考えている」と述べています。
【ParsTodayイラン国際】アアラーフィー学長はさらに「南米ベネズエラから西アジアにまで至る自由諸国、そして抵抗の中心であるイランは決して屈服することはない。近年におけるアメリカとシオニスト政権イスラエルの行動は、人類に対する最大の裏切りを引き起こした」と述べました。
また、女性の地位に関しても「イランは、女性、男性、家族、ジェンダーの問題に関する包括的な学説とモデルを有しており、それらが説明される必要がある」としています。
欧州、ロシア資産の無期限凍結に同意
また、別の報道によりますと、カヤ・カラスEU外務・安全保障政策上級代表は、ロシア資産の無期限凍結を決定したことを明らかにしました。さらに「ロシアが交渉プロセスに真剣に取り組むまで、同国に対する圧力強化が継続される」と付け加えました。
イタリアで、市民ら50万人以上がメローニ首相の予算案に抗議
政府の経済政策に対する抗議活動が続いているイタリアでは、同国最大の労働組合が予算案に反対してストライキを実施したことから数十万人が街頭に繰り出し、電車、学校、その他の公共サービスに混乱が生じました。このストライキと抗議活動を組織したCGILイタリア労働総同盟は「推計によれば、民間部門と公共部門の従業員の約61%がストライキに参加した」と発表しています。また、イタリアの複数の都市で50万人以上の市民が街頭デモを開催しました。イタリアではここ数カ月、政府の経済政策および、シオニスト政権イスラエル政権への支援に反対する全国規模での抗議活動やストライキが発生しています。
国連総会で対イスラエル決議が採択
さらに、国連から届いたニュースによりますと、国連総会は、ガザ地区への支援に関するICJ国際司法裁判所の判決の履行および、同地区住民への食料、水、医薬品、避難所の提供をイスラエルに求める決議を採択しました。国連総会は「この決議は、パレスチナ問題が包括的解決に至るまで、国連が責任を担うことを強調するものである」と強調しています。
キューバが抗議:「米国はベネズエラの正当な原油取引権を侵害」
アメリカと南米ベネズエラの間の危機が続く中、キューバ外務省は12日金曜の声明において、「米国によるベネズエラのタンカー拿捕は、同国の天然資源取引権及び、キューバへの原油供給権の侵害である」と発表しました。同省はさらに、「この海賊行為と海上テロ行為は、国連海洋法条約および海上航行安全への不法行為防止に関する条約を含む国際法違反である。米国政府が有責者であるこれらの行為は、国際社会全体に損害を与える」と表明しています。

