嘲笑から模倣まで:米国によるイラン無人機の模倣に対するXユーザーの反応
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イランの無人機「シャーヘド」を模倣した米の低コスト無人戦闘攻撃システムLUCAS
米国がイランの無人機を模倣したことが、SNSユーザーらの大規模な反応を呼び起こしています。
アメリカの外交専門誌ナショナル・インタレストは先日、米海兵隊がイラン製無人機のコピーである低価格の戦闘攻撃用無人機「LUCAS」を設計・製造したと報じました。
【ParsTodayイラン国際】この模倣行為はSNSユーザーからの広範な反応を呼び起こしています。
Aecioというユーザー名のSNS活動家は、近年米国がイランの無人機を嘲笑していることに言及し、「世界最先端の軍事先進国を自称してやまない米国が、イランの無人機を模倣した。アメリカはこれまで数十年もイランの無人機を嘲笑してきた中で、今回の行動に出た」と投稿しました。
これに関連して、Lord Beboと名乗る別のSNS活動家は「イランの無人機・シャーヘドは、アメリカさえも模倣するほどの優れものである」と書き込みました。
「ASHKANI」を名乗る活動家も「アメリカがイランの無人機を模倣したことは、イランが世界を支配する無人機大国へと変貌を遂げていることの象徴だ」との見解を示しています。
また「米国がイランの無人機・シャーヘドを模倣するということは、力関係が変化したことを意味する。シャーヘドは単なる無人機ではなく、イランが世界を決定する無人機大国へと変貌を遂げたことの象徴に他ならない」と付け加えました。
Xamse-Bushaarを名乗るユーザーもこの件について「2011年12月、イランはアメリカの偵察用無人機を撃墜し、その後リバースエンジニアリングを行った。その数年後、今度はアメリカがイランの無人機シャーヘドを模倣しようとしている」と投稿しています。
Zohaib Ahmed のユーザー名を持つ別のSNS活動家は、イランの無人機に対抗するアメリカの弱点に触れ、次のように述べています;
「長年にわたり『第3世界の技術』を嘲笑してきたアメリカは最近、イランの無人機・シャーヘド136に類似した低コストの自爆無人機・LUCASを公開した。しかし、1兆ドル規模のアメリカ国防予算ではイランの無人機に追いつけないことが判明し、アメリカはそれを模倣した。言い換えれば、アメリカは嘲笑から模倣へと転じたことになる」

