アメリカと韓国の合同軍事演習と北朝鮮の反応
北朝鮮がアメリカと韓国の合同軍事演習を侵略のための訓練だとし、それを非難しました。
ガッファーリー解説員
アメリカはアジアやアジア以外の同盟国と、交互に合同軍事演習を行っています。アメリカはこのような軍事演習を正当化し、それを防衛的な、軍の準備に向けたものだとしていますが、北朝鮮や、アメリカの戦争政策に反対している国々は、アメリカのすべての軍事・安全保障面での措置を、他国の領土への侵略だと見ています。これは北朝鮮が何度となく、朝鮮半島やアジア太平洋地域でのアメリカの軍事演習の開始と共に述べていることをはっきりと解説するものです。
一部の政治評論家は、「地域や世界の世論のもとで、北朝鮮が単に独立した主権を守るために、アメリカの軍事的な脅威に対する抑止的な手段として、核兵器を製造し、ミサイル実験を繰り返し行っているということへの疑いが消えるべきだ」としています。というのも、もし北朝鮮は自国に対する脅威を感じなければ、このようなアプローチを取ることはなく、核実験を正当化することもなかったからです。
北朝鮮は、アメリカと韓国の合同軍事演習を、侵略のための訓練だとしています。こうした北朝鮮の懸念を理解するには、少なくとも過去100年のアメリカの軍事行動を見るだけで十分でしょう。そうすれば北朝鮮の言っていることが正しいことがわかるでしょう。
アメリカは1901年から2015年までの間に、直接、間接的に65カ国を攻撃しています。この攻撃の一部でのアメリカの目的は明らかにテロリズムの強化でした。このためこの点からアメリカの干渉的な軍事主義政策を真剣に非難することについて、北朝鮮に賛同することができるでしょう。とはいえ一部の政治評論家は、この北朝鮮への賛同は、北朝鮮の核政策を認めることを意味しない、と警告しています。というのも世界は、核兵器や大量破壊兵器を廃絶したときに初めて、平和、平穏、政治的な安定を手にすることができるからです。
明らかに、アメリカと韓国軍事的な動きは、北朝鮮に核兵器を強化する以外の道を残さないでしょう。北朝鮮が自らがこれらの演習の標的になっていると見ている限り、こうした脅威にしたがって、それに対抗する力を増そうとするでしょう。一方で中国も、北朝鮮の伝統的な同盟国として、アメリカと韓国の演習を、アジア太平洋地域の利益を損なう脅威と見なしています。このため、中国もこの演習に反発すると考えられるでしょう。