韓国のロッテグループ、中国の10店舗余りが閉鎖
3月 06, 2017 19:33 Asia/Tokyo
韓国のロッテ・インターナショナルが、アメリカのミサイル迎撃システムの配備を予定している土地と代替地との交換を承認したことを受け、ロッテ・グループは、中国・北京にある4店舗の閉鎖を明らかにしました。
ロイター通信によりますと、ロッテ・グループは、中国に多くの顧客を有し、大規模な取り引きを行っています。
韓国政府は昨年、北朝鮮の脅威に対抗するため、アメリカのミサイルシステムTHAADをソウル南東部に配備することを決定しました。この土地の一部がロッテ・グループに属します。
ロッテ・グループの報道官は、「先週、丹東や常州を含む中国の4箇所の店舗が閉鎖された」と語りました。
ロッテは1月まで、およそ115店舗を中国で展開していました。
先週のロッテ店舗の閉鎖は、ロッテ・グループが、韓国政府との土地の交換を承認したことを受けたもので、このことは中国の強い抗議に直面しました。
THAADは、アメリカのロッキードマーティン社が製造したものです。
中国政府は、THAADの韓国配備は、地域の戦略的なバランスを崩し、中国をはじめとする地域諸国の安全保障上の利益を損なうことになるとしています。
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