ユニセフが、ミャンマー軍に身柄を拘束されているロヒンギャ族の子供の解放を要請
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ユニセフが、ミャンマー政府に対し、同国軍の作戦により拘束されているロヒンギャ族の子供を解放するよう求めました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
4月 10, 2017 15:56 Asia/Tokyo
  • ユニセフが、ミャンマー軍に身柄を拘束されているロヒンギャ族の子供の解放を要請

ユニセフが、ミャンマー政府に対し、同国軍の作戦により拘束されているロヒンギャ族の子供を解放するよう求めました。

フランス通信によりますと、ミャンマーを訪問したユニセフ執行担当副部長は、「現在、刑務所に収監されているロヒンギャ族の子供およそ12人に関する情報を、ミャンマーのアウン・サン・スーチー外務大臣顧問に提供した」と語っています。

ミャンマー北西部ラカイン州での、ロヒンギャ族のイスラム教徒に対する最近の政府軍の作戦の中で、これまでに600人以上が逮捕されています。

ラカイン州には、多数のロヒンギャ族のイスラム教徒が暮らしていますが、この地域では2012年から過激派仏教徒によるイスラム教徒に対する暴力が多発しています。

これらの暴力において、多数のイスラム教徒が死傷したほか、生命の危険への恐れから多くの人々が自宅を退去し、ミャンマー国内やタイ、マレーシア、インドネシア、バングラデシュなどの難民キャンプで厳しい生活を強いられています。

国連の発表によりますと、ロヒンギャ族のイスラム教徒は世界でもっとも迫害や暴力を受けている少数派の宗教の信者とされています。