アメリカ副大統領のアジア歴訪
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アメリカと北朝鮮の緊張が高まる中、アメリカのペンス副大統領が韓国を訪問し、東アジアの同盟国を安心させようとしています。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
4月 17, 2017 12:38 Asia/Tokyo
  • アメリカ副大統領のアジア歴訪

アメリカと北朝鮮の緊張が高まる中、アメリカのペンス副大統領が韓国を訪問し、東アジアの同盟国を安心させようとしています。

ペンス副大統領は、韓国に駐留するアメリカ軍を前に演説し、「アメリカの韓国との同盟関係に疑いの余地はない」と語りました。

 

この発言は、北朝鮮の軍事パレードの翌日、新たなミサイル実験の報道の数時間後に行われました。これ以前にアメリカの政府高官は、もし北朝鮮が新たな核実験、あるいはミサイル実験を行えば、この国を攻撃すると警告していました。これに対して北朝鮮の政府高官も、核戦争をはじめとするあらゆる戦争に向けた用意があるとしました。

1950年代の朝鮮戦争以来、アメリカと北朝鮮が良好な関係を築いたことはありませんでした。こうした中、アメリカのトランプ大統領の就任により、両国は戦争まであと一歩のところに近づいたようです。

 

トランプ大統領は、アメリカのこれまでの政権とは異なるアプローチにより、必要な場合には、北朝鮮の核・ミサイル計画に対して措置を講じると語りました。またアメリカ政府は、北朝鮮への対応に向けた強い意志を示すため、朝鮮半島に空母打撃群を派遣しました。

アメリカと北朝鮮の緊張の高まりは、地域で戦争が始まるのではないかとの懸念を呼んでいます。とはいえ、東アジアのアメリカの同盟国、特に日本と韓国は、北朝鮮に対するアメリカの厳しい立場を支持している一方で、アメリカと北朝鮮の戦争や衝突も懸念しているようです。北朝鮮の攻撃力は、アメリカと戦争に突入した直後に、日本や韓国にあるアメリカ軍の基地を攻撃できるようなレベルです。また、双方が地域の核施設を攻撃したり、核兵器を使用したりすれば、恐ろしい悲劇が起こるでしょう。また、アメリカと北朝鮮の軍事的な衝突に関わる国々の産業インフラの破壊、経済的な混乱、株価の下落といったことが予想されます。こうした中、中国あるいはロシアも、北朝鮮を支持してアメリカとの衝突に入れば、世界レベルの安全が大きな危機を迎えるでしょう。

このような懸念に注目し、アメリカのペンス副大統領はアジアに入り、北朝鮮に対抗するというアメリカの強い意思を示すとともに、同盟国を安心させようとしています。こうした中、アメリカの警告にも拘わらず、北朝鮮が16日日曜にミサイル実験を行ったことは、北朝鮮の政府当局が、立場を後退させるつもりはないことを示しました。今回の実験は発射直後に失敗したと言われていますが、アメリカの脅迫がありながら、このような実験を行ったことは、アメリカと、地域のその同盟国への特別なメッセージであるようです。

ペンス副大統領は、韓国、日本、オーストラリア、インドネシアを訪問し、これらの国の首脳に、アメリカの支援の継続を伝えようとしているようです。しかし、ペンス副大統領が、このような目的を果たせるかどうかは、地域の今後の情勢、特に北朝鮮の反応に関係してくるでしょう。