韓国でＴＨＡＡＤ配備に反対する抗議運動が実施

韓国・ソウルで、ミサイル迎撃システムＴＨＡＡＤの配備に対する抗議運動が行われました。

アメリカと韓国は２０１６年、ＴＨＡＡＤを韓国に配備することで合意しました。

このミサイルシステムの配備は、３月上旬から、北朝鮮のミサイル実験を理由に開始しました。

ＩＲＩＢ通信によりますと、２９日土曜、ソウルでＴＨＡＡＤ配備に反対する抗議運動が行われました。

これは、韓国の大統領選挙を前に行われました。

アメリカのトランプ大統領は、ロイター通信とのインタビューで、ＴＨＡＡＤ配備の費用１０億ドルを韓国が支払うよう求めましたが、韓国政府関係者は、この費用はアメリカ政府が出すべきだとしました。

ＴＨＡＡＤの配備は、北朝鮮、中国、ロシアの強い批判を受けています。

北朝鮮は、アメリカとその同盟国が北朝鮮に対する脅迫を続ける限り、軍事力と先制攻撃能力の強化を継続すると強調しています。