イタリアで開催されたG7サミットが終了
May 28, 2017 20:07 Asia/Tokyo
イタリアのシチリア島で開かれていたG7主要7カ国首脳会議は、最終声明を発表して閉幕しました。
今回の会議では、サイバー攻撃、テロ、気候変動、地球温暖化への対策と、アフリカとの関係拡大といった問題について話し合いが行われました。
G7の首脳は、最近のサイバー攻撃に触れ、互いに協力することで、各国のインフラに対するサイバー攻撃の破壊的な影響を減らすことができるよう期待感を示しました。
今月19日、世界中で大規模なサイバー攻撃が発生し、20万台以上のコンピュータがランサムウェアに感染しました。
テロ対策についても、G7の首脳は、テロリストのインターネットの利用、西側出身のテロリストの帰国問題、テロ組織の財源の3つの問題について主に話し合いました。
また、シリアとイラクの対ISIS作戦の大幅な進展に触れ、ISISに占領された地域、特にモスルやラッカの完全な解放と、大規模な人権侵害や暴力の終結に向けて努力することを約束しました。
フランスのマクロン大統領は、記者会見で、中東の同盟国に対し、この地域の過激派への資金の提供を終わらせるよう求めることで合意したことを明らかにしました。
今月22日のイギリス・マンチェスターで起こったテロが、この会議の治安体制にも影響を及ぼしています。
イタリア政府はおよそ3300人の兵士や数千人の警官を動員し、サミット会場でのテロを阻止しようとしました。
こうした中、サミットが開催されたタオルミーナの人々は、抗議デモによってG7首脳を迎えました。
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