ヨーロッパがアメリカのパリ協定離脱に反応
アメリカが気候変動対策に関するパリ協定から離脱したことで、世界各国がこの行動に反発しています。
アメリカのトランプ大統領は、1日木曜、パリ協定はアメリカの不利益になるとして、この協定から離脱する決定を発表しました。
アメリカは2015年のパリ協定を締結し、正式に温室効果ガスの排出量を減らすことを義務付けられました。
ロシアのプーチン大統領は、2日金曜、ほかの各国首脳とは異なった立場を示し、トランプ大統領を批判せず、彼の行動は些細な問題だとしています。
一方で、フランスのマクロン大統領は、トランプ大統領の行動を間違っているとし、再協議はありえないとして、トランプ大統領にアメリカの環境問題に関する責務を果たすよう注意を促しました。
マクロン大統領ははまた、ドイツのメルケル首相と電話会談したことに触れ、「フランスとドイツは今後も、環境問題に関する共通理念を提示する」と語りました。
イギリスのジョンソン外務大臣も、アメリカに対して真剣な気候変動対策を取ることを要請するため、全面的な努力を続けていくとしました。
トランプ大統領のパリ協定離脱の発表は、ベルギー・ブリュッセルでEUと中国が首脳会合を開催していた中で行われました。
この首脳会合には中国の李克強首相が出席しました。
専門家は、気候変動問題などにおけるアメリカとEUの対立により、中国はヨーロッパに接近して利益を得るよい機会を整えたとしています。
欧州委員会のミゲル・アリアス・カニェテ気候変動・エネルギー担当委員はこれに関して、現在、中国とアメリカは相互に対立していると述べました。
専門家の見解では、トランプ大統領のパリ協定離脱により、アメリカは孤立化に進み、アメリカとヨーロッパの亀裂による新たな雰囲気が生じるということです。