イギリス労働党党首が、サウジ政府への真剣な対抗を要請
6月 05, 2017 17:47 Asia/Tokyo
イギリス労働党のコービン党首が、過激派組織の資金源となっているサウジアラビアやそのほかのアラブ諸国の政府への徹底的な対抗を求めました。
IRIB通信によりますと、コービン党首は4日日曜、今月8日に予定されているイギリス議会選挙を前に、「イギリスは今後、サウジアラビアやそのほかのペルシャ湾岸諸国と困難な話し合いを行う必要がある。それは、彼らが過激派を支援し、その資金源となっているからだ」と語りました。
また、「イギリス社会における階層格差やイスラム恐怖症への対策が必要であり、そのためには目前に迫った選挙に参加することだ」と述べました。
さらに、今度の議会選挙での労働党の勝利を確信しているとし、「ロンドンでは3日土曜にテロが発生したが、議会選挙は予定通り決行される」としています。
コービン党首はまた、警察隊の数が少ないとしてイギリスのメイ首相を非難するとともに、新たに1万人の警察官を勧誘するという約束を繰り返しました。
最新の世論調査の結果、コービン党首の支持率が与党を急激に追い上げています。