国連がミャンマーのイスラム教徒に対する民族浄化に懸念を表明
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国連が、ミャンマー軍によるロヒンギャ族のイスラム教徒への民族浄化作戦に、懸念を表明しました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
7月 22, 2017 19:06 Asia/Tokyo
  • ロヒンギャ族
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国連が、ミャンマー軍によるロヒンギャ族のイスラム教徒への民族浄化作戦に、懸念を表明しました。

アジアニュースネットワークによりますと、国連のイ・ヤンヒ特別報告者は、「ミャンマー政府はロヒンギャ族のイスラム教徒を弾圧する上で、軍事的かつ暴力的な方法を取っている」と語りました。

イ特別報告者は、21日金曜、ミャンマー政府に対して、国連の調査団が、ロヒンギャ族のイスラム教徒に対する民族浄化についての調査を開始する許可を求めました。

イ特別報告者は、12日間のミャンマー訪問を終えた後、「西部ラカイン州で治安部隊の虐待行為についての報告が出されており、人権擁護団体の活動家や新聞記者が、これを追っている」と語りました。

イスラム教徒7万人以上は、昨年10月から、ミャンマーの治安部隊の弾圧を受け、バングラデシュに避難しています。

ミャンマー軍はラカイン州で、イスラム教徒に対する大量虐殺、集団暴行、住宅への放火を行っており、これにより、ロヒンギャ族の人々は住む家を捨てています。

ラカイン州での過激派仏教徒のイスラム教徒に対する攻撃は、2012年から始まっており、これにより、イスラム教徒数百人が死亡、15万人が難民となっています。

ラカイン州のイスラム教徒は、ミャンマーの西岸部に住んでおり、市民としての権利を得ておらず、ミャンマー政府は彼らをバングラデシュからの移民だとしています。