サウジアラビア、アメリカ司法関係者に同時多発テロの遺族の訴えを却下するよう要請
8月 02, 2017 19:01 Asia/Tokyo
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同時多発テロ
サウジアラビアが、アメリカの司法関係者に対して、2001年の9.11同時多発テロの遺族の、サウジアラビアに対する訴訟を却下するよう求めました。
ロイター通信によりますと、サウジアラビアは1日火曜、アメリカの地方裁判所に公式書簡を送り、同時多発テロの犠牲者の遺族が起こしたサウジアラビアに対する訴訟は、サウジアラビアのこの事件への関与を示すものとはなりえないとしました。
同時多発テロの犠牲者およそ2500人の遺族と、負傷者2万人以上は、これまでにサウジアラビアがこの計画に関与したという訴訟を提起し、サウジアラビアに対して、莫大な賠償金を請求しています。
遺族側の弁護士は、1日、サウジアラビアの行動に対して、「サウジアラビアは事実を隠蔽することはできない」としました。
少し前、同時多発テロの数ヵ月後に作成されたアメリカ議会の調査団の情報に関する、28ページの文書が公開されました。
この文書では、一部のハイジャック犯が、サウジアラビアの関係者から支援を受けていたとされています。
テロ犯19人のうち、15人はサウジアラビア国籍だったということです。
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