エジプト・アズハル大学が、ミャンマーでのイスラム教徒の殺害を非難
(last modified Mon, 28 Aug 2017 09:04:47 GMT )
8月 28, 2017 18:04 Asia/Tokyo
  • アズハル大学
    アズハル大学

エジプトのアズハル大学が、ミャンマーのロヒンギャ族のイスラム教徒の殺害を、あらゆる宗教の教えに違反するものだとして非難しました。

イルナー通信によりますと、イスラム世界でも有数の権威ある宗教・学術機関とされるアズハル大学は、声明を発表し、国際社会に対し、ロヒンギャ族のイスラム教徒の虐殺の停止に努めるよう求めると共に、同国での流血の阻止を強調しました。

先週金曜からこれまでに、ミャンマー西部ラカイン州では、ロヒンギャ族に対するミャンマー軍の攻撃により、少なくとも92名が死亡した他、多数の負傷者が出ています。

先月末から、ラカイン州におけるミャンマー軍の駐留と、イスラム教徒への弾圧が強化されたことに伴い、ロヒンギャ族のイスラム教徒数千人が自宅を退去し、隣国のバングラデシュに避難しています。

ラカイン州において、過激派仏教徒と政府軍は、2012年からイスラム教徒を攻撃しています。

この攻撃で、これまでに多数が死亡したほか、数万人が自宅退去を余儀なくされています。