IAEA事務局長が、改めてイランの核合意遵守の事実を確認
(last modified Wed, 27 Sep 2017 10:05:24 GMT )
9月 27, 2017 19:05 Asia/Tokyo
  • 天野事務局長
    天野事務局長

IAEA国際原子力機関の天野事務局長が、改めてイランが核合意を遵守している事実を認めました。

天野事務局長は26日火曜、ロイター通信のインタビューで、「イランの核施設に対するIAEAの査察はいずれも、追加議定書に基づき、問題なく行われた」と語っています。

天野事務局長は、イランの核施設に対しては、非常に多くの回数にわたって査察が行われていると述べました。

アメリカの政府関係者はここ数日、アメリカ政府がかねてから希望している核合意の破棄を目指し、新たな計画を開始しています。

アメリカはこの計画において、常にIAEAの規約の枠組み以上にIAEAと協力しているイランを、秘密裏の核計画を進めているとして非難しています。

アメリカはこうした主張により、国際法規に反し、イランの核施設への査察を不十分だとし、IAEAにイランの軍事施設の査察を求めています。

イラン外務省のガーセミー報道官は、アメリカのこうした不遜な行動に反応し、イランの軍事施設への査察というアメリカの要望は、政治的な風刺であるとしています。