ユニセフ、バングラデシュの難民キャンプにおけるロヒンギャ族の劣悪な状況に警告
10月 20, 2017 19:23 Asia/Tokyo
ユニセフが、バングラデシュの難民キャンプにいるロヒンギャ族のイスラム教徒の劣悪な状況について警告しました。
ロイター通信によりますと、ユニセフは、20日金曜、声明の中で、バングラデシュの難民キャンプにおけるロヒンギャ族のイスラム教徒の劣悪な状況に懸念を示し、「ロヒンギャ族の子供およそ34万人が、この難民キャンプで劣悪な状況のもとで暮らしており、食料や飲料水、医薬品の不足に苦しんでいる」と発表しました。
また、毎週、およそ1万2000人のロヒンギャ族の子供が、ミャンマー政府と過激派仏教徒の犯罪から逃れるため、バングラデシュに避難しているとしています。
国際機関の統計によれば、ミャンマーで新たな暴力の波が始まった8月25日以来、バングラデシュに避難したロヒンギャ族の数は、58万人を超えるということです。
こうした中、バングラデシュの情報筋は、この国に入ったロヒンギャ族の難民の数を、およそ100万人と発表しています。
8月25日から始まった、ミャンマー西部ラカイン州のロヒンギャ族のイスラム教徒に対する軍の弾圧により、これまでに6000人以上が死亡、8000人が負傷しています。
ラカイン州では、2012年から、ロヒンギャ族のイスラム教徒に対する軍や過激派仏教徒の攻撃が行われています。
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