イラン外相、「中央アジア諸国との友好関係の構築において、イランは先進的な国」
(last modified Fri, 10 Nov 2017 09:51:55 GMT )
11月 10, 2017 18:51 Asia/Tokyo
  • イラン外相、「中央アジア諸国との友好関係の構築において、イランは先進的な国」

イランのザリーフ外務大臣が、「イランは常に、中央アジア諸国との相互尊重と共通の利益の原則に基づく友好的な関係を築く上での、先進的な国だった」と語りました。

ザリーフ外相は、10日金曜、ウズベキスタンのサマルカンドで行われた、「中央アジアの持続可能な発展・治安」国際会議で、「イランの戦略は協力拡大、地域の平和と安定に向けた努力、地域の組織や国際機関との連帯と協力に基づいている」としました。

また、近隣諸国の治安と安定は、イランの治安と安定だとして、「対立や緊張の緩和に向けた支援、テロや過激主義、麻薬密輸、不法移民という共通の脅威への対策に向けた二国間の治安協力は、中央アジア地域の安定と治安の強化における、最も重要なイランの効果的な協力の一部だ」と述べました。

さらに、地域や世界のテロや過激主義への効果的な対策には、地域諸国の包括的な協力が必要だとして、「イスラムに反する思想形成の根源への調査は、テロや過激主義の根絶に向けた前提条件だ」と語りました。

ザリーフ大臣は、莫大な出費で安全を買うことはできないとして、世界の安全保障は軍事的な側面に限定されず、安全保障の商業化は、一部の大国が政治に持ち込んでいる新たな商業活動だとしました。

「中央アジアの持続可能な発展・治安」国際会議は、10日、地域諸国の体制責任者や要人が出席する中、開幕しました。