米メディアが、中国で拘束中のアメリカの選手の釈放に関するトランプ大統領の主張を否定
(last modified Tue, 21 Nov 2017 13:18:14 GMT )
11月 21, 2017 22:18 Asia/Tokyo
  • トランプ大統領
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AP通信が、「中国で拘束中のアメリカ人バスケットボール選手の釈放に向け努力している、というアメリカのトランプ大統領の主張は事実に反している」と報じました。

AP通信は20日月曜、「中国で拘束中のアメリカのバスケットボールチームUCLAに所属する3人の選手のうちの1人の父親が、彼ら3人の釈放に向けて努力しているという、トランプ大統領の発言を否定した」と報じています。

今回中国で拘束中のアメリカ人バスケットボール選手の1人の父親は、スポーツチャンネルESPNの取材に対し、トランプ大統領はこれら3人の選手の釈放に全く役割を果たしていない、と語りました。

一方、トランプ大統領は店舗での窃盗の容疑がかけられているこれらの選手が中国で拘束されたままになることを許すべきだったと語っています。

AP通信によりますと、トランプ大統領はこれ以前に、最近中国の習近平国家主席と北京で会談した際、アメリカ人バスケットボール選手の拘束問題について提起しており、彼らをアメリカに帰国させるよう働きかけている、と主張していました。

こうした中、政治評論家はトランプ大統領を批判し、同大統領の最近のアジア訪問はめぼしい効果がなかった、としています。

トランプ大統領は今月5日から12日まで、日本、韓国、中国、ベトナム、フィリピンを訪問しました。