35の国際機関、国連に対し、ミャンマーのイスラム教徒の危機への対応を要請
11月 21, 2017 23:12 Asia/Tokyo
国際人権団体、アムネスティインターナショナルをはじめとする35の国際機関が、国連人権理事会に書簡を送り、ミャンマーのイスラム教徒の状況に対処するため、緊急会合を開催するよう求めました。
イルナー通信によりますと、この書簡では、「我々は、できるだけ早く、ミャンマーの人権状況の悪化に関して緊急会合を開催するよう、国連人権理事会に強く求める」とされています。
国連のグテーレス事務総長も、今月10日、ミャンマーのイスラム教徒に対する暴力や民族浄化に触れ、「ミャンマーで起こっていることは、大きな人道的悲劇だ」と強調しました。
また、国連のローコック人道問題担当事務次長も、最近、ミャンマーのロヒンギャ族のイスラム教徒の状況は悲劇的だとし、「ミャンマー当局は、ロヒンギャ族のイスラム教徒への人道支援の移送を妨げている」と語りました。
8月25日以来、ミャンマー西部ラカイン州のイスラム教徒に対する政府軍の新たな侵略や攻撃が始まっており、この中で、6000人以上が死亡、8000人が負傷した他、数十万人がバングラデシュへの避難を余儀なくされています。
ラカイン州では、2012年から、ミャンマー政府軍と過激派仏教徒によるイスラム教徒への攻撃が行われています。
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