世界銀行が、東アジアでの階級格差の拡大について警告
12月 05, 2017 21:20 Asia/Tokyo
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世界銀行
世界銀行が、東アジア地域における階級格差や富の不平等な分配の傾向が進んでいることについて警告しました。
フランス通信によりますと、世界銀行は4日月曜、報告の中で、「東アジアの発展途上国の多くにおいては、富裕層と貧困層の間の格差が急速に拡大しており、これはこの地域の経済面での繁栄の基盤を脅かしている」と警告しています。
この報告ではまた、「東アジア・太平洋地域の発展途上国は、社会福祉の強化と貧困層の市民への支援に努めるべきである。そうすることでこれらの国が富の不平等による悪影響を免れることができるだろう」と強調されています。
世界銀行の報告によりますと、1980年代に始まった東アジア地域の経済発展の加速化は、この地域の大部分の経済の安定と生活状況の改善の保証を意味するということです。
世界銀行 東アジア・大洋州地域総局チーフ・エコノミスト、スディール・シェティ氏は、「東アジアの繁栄の基盤は、全てのものが平等に分配されていることだったが、これは次第に崩れつつある」と語っています。
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