国連、「ミャンマーで、ロヒンギャ族イスラム教徒の数百の村が破壊」
(last modified Mon, 01 Jan 2018 13:56:40 GMT )
1月 01, 2018 22:56 Asia/Tokyo
  • 国連、「ミャンマーで、ロヒンギャ族イスラム教徒の数百の村が破壊」
    国連、「ミャンマーで、ロヒンギャ族イスラム教徒の数百の村が破壊」

国連が、「ミャンマーで、治安部隊がロヒンギャ族のイスラム教徒の数百の村落を破壊した」としました。

ロイター通信によりますと、国連は報告の中で、「ミャンマー西部・ラカイン州において、かつては居住区域だったロヒンギャ族のイスラム教徒の数百の村が、現在では火災により完全に破壊されている」と表明しています。

国連、「ミャンマーで、ロヒンギャ族イスラム教徒の数百の村が破壊」

 

国際人権団体ヒューマンライツ・ウォッチも先月18日、ミャンマーの354の村が完全に、あるいはほぼ破壊されたとしました。

ミャンマーの治安部隊は、ロヒンギャ族のイスラム教徒をラカイン州から追放し、この州にある家屋や農産物、村落に放火しています。

80万人以上のロヒンギャ族のイスラム教徒が隣国のバングラデシュへの避難を余儀なくされています。

 

ロヒンギャ族のイスラム教徒に対する、ミャンマー政府軍の弾圧により、昨年の8月末から現在までに6000人以上が死亡、8000人が負傷しており、80万人以上が隣国のバングラデシュへの避難を余儀なくされています。

ミャンマー政府は、少数民族であるロヒンギャ族のイスラム教徒を正式に認めておらず、彼らには市民権を有する資格がないとしています。