北朝鮮、冬季オリンピック出場を断念する可能性について警告
(last modified Mon, 15 Jan 2018 14:57:37 GMT )
1月 15, 2018 23:57 Asia/Tokyo
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韓国のムンジェイン大統領の発言を受け、北朝鮮政府は、冬季オリンピックの出場を断念する可能性があると発表しました。

冬季オリンピックは、来月、韓国のピョンチャンで開催されます。

北朝鮮の朝鮮中央通信が15日月曜、伝えたところによりますと、北朝鮮政府は、「北朝鮮が協議実施の意向を示したのは、恐らくアメリカの圧力があったためだ」としたムンジェイン大統領の発言を受け、韓国で開催される冬季オリンピックに出場しない可能性があると警告しました。

朝鮮中央通信は、「ムンジェイン大統領の辛らつな発言は、朝鮮半島の協議の流れに大きなダメージを与えた」としています。

北朝鮮政府は、韓国政府に対し、このような希望を失わせる発言について深く考えるよう求め、北朝鮮の選手団を乗せたバスや列車は、まだ韓国の冬季オリンピックに派遣されていないことを忘れてはならないとしました。

南北朝鮮の代表団によるの協議は、パンムンジョムで開催されました。

 

南北朝鮮の代表団による2年ぶりの協議は、先週、パンムンジョムで開催されました。

この協議で、双方は、韓国で開催される冬季オリンピックへの北朝鮮選手団の参加方法について意見を交わしました。

朝鮮中央通信はまた、ピョンチャン五輪の開催と同時に、アメリカが新たに西太平洋に空母を派遣することを許可したとして韓国政府を非難しました。

北朝鮮はこれまでなんども、アメリカとその同盟国が北朝鮮に対する脅迫と軍事演習を続ける限り、北朝鮮も先制攻撃力と軍事力の強化を続けると強調してきました。