オックスファム、「世界の富の82%が、世界の総人口の1%のみに集中」
1月 22, 2018 22:28 Asia/Tokyo
国際協力団体オックスファムが、「2017年の時点で、世界の富全体の82%が、世界の総人口のわずか1%の富裕層の手に入ってしまっている」としました。
フランス通信によりますと、オックスファムは22日月曜、昨年の世界の富の状況に関する調査結果を発表し、「大富豪10人のうち、9人が男性で、労働者も富の増大のパズルの最後に位置している」と表明しています。
また、2016年3月から2017年3月までの間が、富の増大が最高潮に達した時期だとし、「この時期には、10億ドル以上の富を持つ人々の数が過去最高に達した」としました。
オックスファムのビヤニマ事務局長は、「大富豪の増加は、世界を支配する経済体制が敗北したことを示している」と語っています。
オックスファムが実施した世論調査によりますと、世界の人々の3分の2が、大富豪と貧民の格差の縮小を目指す自国政府の本格的な措置を求めているということです。
この世論調査は、アメリカ、インド、ナイジェリア、イギリス、メキシコ、南アフリカ、スペイン、モロッコ、オランダ、デンマークで行われました。
オックスファムは、世界における不公正や飢餓、貧困の撲滅に向けた人道措置の分野で活動する非営利の国際団体です。