世界のアメリカ軍基地に気候変動の影響
(last modified Thu, 01 Feb 2018 11:25:52 GMT )
2月 01, 2018 20:25 Asia/Tokyo
  • カタールにおけるアメリカ軍基地
    カタールにおけるアメリカ軍基地

アメリカの国防総省の調査結果は、アメリカ政府の政策に反し、気候変動が、世界中のアメリカ軍基地の状況を脅かしていることを示しています。

イギリスの新聞、ガーディアンによりますと、国防総省の調査の結果、世界に存在するアメリカ軍の基地のおよそ半分が、気候変動による悪影響の危険にさらされているということです。

バーレーンにおけるアメリカ軍基地

 

国防総省は、世界各地にあるアメリカ軍基地1700箇所を脅かしている自然災害のトップには、旱魃、強風、洪水があるとしました。

この調査結果は、アメリカの軍と大統領の対立を物語っています。

トランプ大統領はこれまで繰り返し、気候変動に関する科学的な研究結果について疑いを表明しています。

トランプ大統領はまた、気候変動対策に関するパリ協定から離脱すると発表しました。

パリ協定

 

国防総省は、世界中にあるアメリカ軍のすべての施設への気候変動の影響を調査し、その施設の数は3500以上と発表されています。

この調査の結果、アメリカ軍の施設の中でもっとも被害を受けたのは、滑走路、エネルギーインフラ、給水システムとなっています。