アメリカの鉄鋼輸入制限に対する各国の抗議が継続
3月 06, 2018 20:59 Asia/Tokyo
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鉄鋼輸入
アメリカの鉄鋼の輸入制限に向け、高い関税を課すとしたトランプ大統領の決定を、数カ国の高官が強く非難しました。
トランプ大統領は、先週、鉄鋼の輸入に25%、アルミニウムの輸入に10%の関税を課す方針を明らかにしました。
カナダのトルドー首相は、5日月曜、トランプ大統領と電話で会談し、この決定に強い懸念を示しました。
ブラジルの政府高官も、アメリカの鉄鋼輸入への関税に関する計画について、WTO世界貿易機関に訴えを起こすと共に、アメリカ政府に対し、この決定の見直しを求めました。
ドイツも、ヨーロッパの製品に対するアメリカの関税の引き上げを受け、貿易戦争が起こる可能性について、アメリカに警告しました。
アメリカへのアルミニウム輸出国は、1位がカナダで70億ドル、2位は中国で18億ドルとなっています。
また、鉄鋼の主な輸出国も、1位がカナダで55億3000万ドル、2位は韓国で31億1000万ドル、3位はメキシコでおよそ30億ドルとなっています。
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