ヒューマンライツウォッチ、ポンペオ氏とハスペル氏を「拷問の支持者」
(last modified Wed, 14 Mar 2018 09:57:00 GMT )
3月 14, 2018 18:57 Asia/Tokyo
  • ポンペオ氏
    ポンペオ氏

国際人権団体・ヒューマンライツウォッチが、声明の中で、アメリカ新国務長官に指名されたポンペオ氏と、新CIA長官に指名されたハスペル氏は拷問の支持者であるとし、この2人の指名を批判しました。

スプートニクによりますと、ヒューマンライツウォッチは、声明の中で、アメリカ上院に対し、ポンペオ氏の国務長官とハスペル氏のCIA長官就任を、2人がこれまで拷問を支持してきた経歴から、阻止するよう求めました。

ヒューマンライツウォッチはこの声明の中で、「ポンペオ氏は、アメリカ政府が尋問の中で暴力的な方法を用いることを非難していない。そのため、ポンペオ氏の見解は、もし彼が国務長官に就任した場合、国際社会に損害をもたらすものになると警告する」と発表しました。

 

ジーナ・ハスペル氏

 

ニューヨークタイムズの報告によりますと、ハスペル氏は以前に、テロ組織アルカイダの幹部として拘束した容疑者に対し、1ヶ月に83回の拷問を行いました。

アメリカのスノーデン元CIA局員も、13日火曜夜、「ハスペル氏は、アメリカにおけるテロ容疑者の拷問計画の中心人物の一人だ」と語りました。

上院は、4月に両者の指名承認公聴会を開くことになっています。