国連が、ミャンマーでの大量虐殺の再発の可能性について警告
(last modified Wed, 14 Mar 2018 10:52:32 GMT )
3月 14, 2018 19:52 Asia/Tokyo
  • 国連のアダマ・ディエン・ジェノサイド防止担当事務総長特別顧問
    国連のアダマ・ディエン・ジェノサイド防止担当事務総長特別顧問

国連のアダマ・ディエン・ジェノサイド防止担当事務総長特別顧問が、ミャンマー政府は、同国西部ラカイン州で、ロヒンギャ族のイスラム教徒に対する新たな大量虐殺を行おうとしていることについて警告を発しました。

イギリスのスカイニュースによりますと、ディエン特別顧問は、「全ての情報は、ミャンマー政府がラカイン州からロヒンギャ族のイスラム教徒を掃討しようとしていることを示している」と述べています。

また、「これらの情報の正当性が証明されれば、ミャンマー政府の行動は犯罪、そしてジェノサイドとみなされる」としました。

 

ロヒンギャ族のイスラム教徒

 

最近、バングラデシュにあるロヒンギャ族の難民キャンプを視察したディエン特別顧問はさらに、「自分が見聞きしたものは、ミャンマー政府と国際機関の関与により生じた、人々の惨状である」と語っています。

ミャンマーにおけるロヒンギャ族のイスラム教徒に対する新たな暴力行為は、昨年8月15日から開始されています。