アメリカ大統領が、2018年度予算案に署名
(last modified Sat, 24 Mar 2018 12:34:37 GMT )
3月 24, 2018 21:34 Asia/Tokyo
  • アメリカ大統領が、2018年度予算案に署名

アメリカのトランプ大統領が、アメリカ議会で可決された2018年度の予算案に、不本意ながらも調印し、これまで数ヶ月間にわたり続いてきたアメリカの政界での争いにようやく終止符を打ちました。

イルナー通信によりますと、トランプ大統領は23日金曜午後の時点で、1兆3000億ドルの今年の予算案への署名を渋っていましたが、同日の夜、記者会見で最終的にこれに調印したことを明らかにしています。

トランプ大統領は、この予算案にはメキシコとの国境での壁の建設にかかる予算の完全な確保という要求や、違法な移民の処遇に関する決定が反映されていないとしましたが、軍事予算の確保のため、やむなくこれに調印したとしています。

2018年の予算法案で考慮されていない重要な点の1つとして、不法移民の問題があり、アメリカ政府はこれらの人々を国外に退去させようとしています。

この数ヶ月間で、これらの不法移民の処遇をめぐる論争は最高潮に達し、アメリカ政府はこれまでに何度も、予算案をめぐる合意が成立しなかったことを理由に、一時閉鎖に追い込まれています。