ミャンマーで、ロヒンギャ族のイスラム教徒に対する政府軍の犯罪が続行(動画)
3月 29, 2018 17:03 Asia/Tokyo
-
ミャンマー政府軍
ミャンマーからの新たな映像から、同国の西部ラカイン州で、ロヒンギャ族のイスラム教徒が居住する村での政府軍の破壊行動や略奪が続いていることが明らかになっています。
イルナー通信によりますと、ラカイン州の最新の映像では、この州のある村が政府軍の攻撃を受け、その中でロヒンギャ族のイスラム教徒の民家が放火され、略奪が行われている様子が示されています。
この報告によれば、ミャンマー政府は、この地域への報道陣の立ち入りを禁止していますが、今回の新しい映像の撮影者は、ミャンマーの軍関係者に裏金を払い、密かにこの地区に入り、ミャンマー軍の犯罪の様子を撮影することに成功した、と語っています。
複数の国際人権団体は、これまで、多数の航空衛星写真を公開しており、それによればロヒンギャ族のイスラム教徒が暮らす数百の村や地域が、政府軍により破壊されています。
これらの団体は、様々な報告の中で、乳児や子供をはじめとするロヒンギャ族のイスラム教徒が、政府軍により集団で殺害され、性的暴行を受けているとしており、これらを人類に対する犯罪だとしています。
昨年8月25日からの、ラカイン州ではロヒンギャ族のイスラム教徒に対するミャンマーの政府軍と過激派仏教徒の攻撃で、6000人以上のイスラム教徒が死亡、8000人が負傷したほか、およそ100万人が隣国のバングラデシュに避難しています。
タグ