国連がミャンマーのロヒンギャ族難民の居留地の移転を求める
3月 30, 2018 18:02 Asia/Tokyo
国連のグテーレス事務総長が、ミャンマーから避難し、現在バングラデシュの難民キャンプにいる数万人のロヒンギャ族のイスラム教徒は、モンスーンから身を守るため、安全な場所に移動すべきだと警告を発しました。
フランス通信によりますと、グテーレス事務総長は29日木曜、「国連の見積もりでは、およそ15万人のロヒンギャ族難民が、モンスーンによる洪水の被害を受ける可能性のある場所に住んでいる」と語りました。
また、難民の移動と、彼らが居住する上でより適した場所を提供するため、バングラデシュの高官と話し合いを行っているとしました。
昨年8月より、ミャンマーからバングラデシュに大量のロヒンギャ族の難民が押し寄せており、現在も70万人がバングラデシュに避難しています。
ミャンマー西部・ラカイン州では、2012年から、軍と過激派仏教徒による、ロヒンギャ族への攻撃が行われています。
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