中国の宇宙実験施設「天宮1号」が大気圏突入
(last modified Mon, 02 Apr 2018 08:09:01 GMT )
4月 02, 2018 17:09 Asia/Tokyo
  • 中国の宇宙ステーション「天宮1号」
    中国の宇宙ステーション「天宮1号」

中国の宇宙ステーション「天宮1号」が、南太平洋上で大気圏に突入しました。

中国・新華社通信によりますと、中国国家航天局は、この宇宙ステーションの機体の大部分は大気圏に再突入した際に燃え尽きたと発表しました。

天宮1号は、中国初の宇宙実験施設で、2011年に打ち上げが行われ、有人宇宙飛行線とドッキングできる能力があり、2016年まで任務を継続していましたが、この年、中国国家航天局は、この宇宙ステーションが制御不能に陥ったとしていました。

中国国家航天局は1日日曜、国民に対し、この宇宙ステーションが地球に激突する事はなく、大気圏で燃え尽きた後に、その破片のみが落ちると予想されると発表しました。

中国の宇宙技術は近年、大きな進歩を遂げており、中国当局は今年、世界で初めて月の裏側への有人着陸を実現させることになると発表しました。