イギリスの建設作業員は、現代の奴隷制の犠牲者
(last modified Tue, 10 Apr 2018 10:37:54 GMT )
4月 10, 2018 19:37 Asia/Tokyo
  • 建設作業員
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イギリスで、建設作業員が現代の奴隷制の犠牲者となっています。

ロイター通信によりますと、イギリスの建設業界でヨーロッパから移住した数万人の労働者が、十分な安全が保障されず、適切な賃金が支払われないままに就労しているということです。

これらの労働者は、ロシアやポーランドからやってきた人々で、これまでに何度も言葉や身体的な暴力を受けてきました。

労働者の不正搾取に対抗するある慈善団体の発表では、イギリスの建設業界は現代の奴隷制の出現の可能性が最も高い業界だとされています。

複数の慈善団体の報告によりますと、イギリス全域で1万3000人の作業員が強制労働や、性的暴力、過剰労働などの被害者となっているということです。

イギリス政府は、同国の建設業界が国家経済にとって年間数千ポンドもの助けになっており、230万人以上の雇用を創出したと発表しています。