核合意破棄に関するロシアの警告
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ロシア政府が、声明の中で、核合意の破棄は損害となると警告を発しました。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
May 05, 2018 14:25 Asia/Tokyo
  • 核合意
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ロシア政府が、声明の中で、核合意の破棄は損害となると警告を発しました。

この声明によりますと、核合意における利益のバランスが崩れることは、国際的な安全保障と核不拡散システムに深刻な結果をもたらすことになります。また、理由のない、国際社会の意思に違反した核合意の破棄は、朝鮮半島の核問題の平和的な解決に向けた努力に影響を及ぼすことになります。

ロシアによる核合意維持の再度の強調は、核合意の離脱とこれに関する口実探しに向けた、アメリカの行動が進んでいる中でのものです。ロシアの見解では、アメリカによる核合意の離脱と破棄は、確実に世界の平和と安全に深刻な結果をもたらすことになります。実際、ロシアは、核合意のような合意が簡単にアメリカのトランプ大統領によって反故にされれば、その後、北朝鮮との核協議などにおいて、たとえその中で合意が締結されても、アメリカなどの相手側がそれを守る上で、何の保証も存在しなくなると考えています。

イランは完全に核合意を守っており、IAEA国際原子力機関や、核合意参加国でアメリカの同盟国のヨーロッパ諸国も、それを認めています。核合意の破棄は、国際的な不信感を生み、世界各国は更なる対立に導かれることになります。この見解により、ロシアは核合意の遵守を強調し、核合意の離脱によるマイナスの結果について警告を発しているのです。

 

ロシア外務省のイェルマコフ不拡散・軍備管理局長

 

ロシア外務省のイェルマコフ不拡散・軍備管理局長はアメリカの核合意離脱は、アメリカの地位にマイナスの影響を及ぼすことになるとして、「これは核合意違反であり、我々は核合意の実施を続ける」と語りました。

ドイツ、フランス、イギリスの核合意参加国は、現在、核合意の欠点と主張するものを解消する中で、イランの地域政策やミサイル計画を口実としたイランに対する措置をめぐる合意などの、アメリカに対する一連の提案を行い、トランプ大統領を核合意にとどまらせようとしています。ヨーロッパ諸国はまた、アメリカが核合意を離脱した場合、イランとの貿易関係を維持するための計画に沿った行動を開始しています。

ドイツの専門家、オリバー・マイヤー氏は、核合意は、ヨーロッパにとって、アメリカの一方的な行動に対し、利益を守る上での試練となったと強調しました。表面上、核合意を守る上でのヨーロッパの努力はトランプ大統領に何の影響も及ぼしていないようです。

 

トランプ大統領

 

実際、トランプ大統領は、現在も核合意に反対する立場を強調しています。

トランプ大統領は、最近の立場表明で、再び核合意を悲劇的だとして、以前のアメリカ政府関係者、特にケリー元国務長官を核協議を行ったことにより批判しています。

トランプ大統領は、8日以内に核合意の留保か離脱に関する決定を下すことになっています。アメリカが核合意から離脱した場合、これにより、アメリカの国際的な地位や名声が低下するだけでなく、国際的な合意の中で取り決めを守るという重要な原則が疑問視されることになるのです。