対イラン制裁により欧米企業に莫大な損失
May 11, 2018 17:16 Asia/Tokyo
アメリカの対イラン制裁の行使と、それに伴う契約の破棄により、アメリカとヨーロッパの企業の損失額は莫大なものとなります。
AP通信によりますと、アメリカのトランプ大統領による核合意離脱の決定と、制裁の復活は、欧米諸国の自動車、航空機、石油の分野の企業に最大規模の損失をもたらすことになるということです。
アメリカの制裁は、アメリカの企業や銀行に対してイランとの取引を禁じています。
この報告では、アメリカの航空機メーカー・ボーイング社と、エアバス社は、アメリカの核合意離脱により、大きな損失を蒙るとされています。
また、この2社は、イランとの契約破棄により、400億ドルの損失を受けることになります。
アメリカのトランプ大統領は、8日火曜、核合意から離脱するとしました。
EUのモゲリーニ外務安全保障政策上級代表は、演説の中で、トランプ大統領の行動に反対するとともに、EU諸国の核合意における協力を強調しました。
イギリス、フランス、ドイツも、核合意を維持するとしています。